屋根リフォームでは、壁の耐久性に合わせて屋根の塗料を決めるなど、
外壁との関わりもあります。屋根は建物に与える影響が意外と大きいため、
建築のプロとして、家全体の耐久性・耐震性を調べて考えながら、お客様の住まいに
合った屋根塗装・ふき替えリフォームをご提案させて頂きます。
屋根も15年ほど経つと反ったり割れたりすることが多く、外壁と同様に
屋根も重さや劣化状況によって大きく関わってきます。
そのため、スマイルユウでは外壁塗装をする際に、屋根も一緒に
見直すことをおすすめしております。
当社では耐震診断士による耐震診断業務も行っており、
築年数・外壁材種類・筋違い・屋根材・床仕様・接合部・地盤・基礎形状
など詳細に評価していきます。
診断結果によって、屋根は種類や状態によって屋根塗装ではなく、ふき替えリフォームが必要な場合がございます。
屋根塗装は一番安価でお手軽にメンテナンスできますが、塗装は2回までしかできず、その後のメンテナンスは
ふき替えリフォームを考えなければなりません。住まいの屋根がどれなのか確認する際は、以下をご参考下さい。
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・耐久性が長く色の劣化がしにくい
・瓦が重く地震に弱い
・1坪あたり160kg
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・下地が劣化して雨漏りした
・瓦の隙間を埋めている漆喰が
劣化して、取れてきている
・土葺きの場合は瓦がずれて
雨漏りした
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・1坪あたり60kg程と軽く、
地震に強い
・初期のコストが安い
・熱や雨音が室内に伝わりやすい
・7~10年で塗膜が劣化するので、
定期的に塗装が必要。
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・色褪せがしている場合
・コケやカビなどが発生している
・ひび割れてきている
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・材料が板なので勾配、形状の
自由度が高い
・軽量な為、地震に強い
・深い傷を放置すると錆が発生する
・薄く軽量な為、雨音が響きやすい
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・色褪せがしている
・サビがでてきている
・穴が空いてしまっている
スマイルユウでの屋根塗装では、外壁同様3回塗りをして各段階で
チェックしていただいたり、タスペーサーという金具を使って
見た目で縁切りがされているのが分かる等、詳しくないお客様でも
安心していただけるような施工をさせて頂いております。
一番安価で手軽にメンテナンスができるからこそ、何一つ手を抜かず
一つ一つ丁寧に塗装していきます。
屋根が腐食してしまう原因は、雨水の浸入による湿気や浸水・金物のさびつき・
屋根材の経年劣化、などが考えられますが、スレート屋根の場合は塗装時の
「縁切り」不足が原因の事もあります。
スレート屋根の瓦の上下の重なり部分に隙間を作り、雨水の逃げ道を作る作業のことです。
隙間を作ることで雨漏りすると思われるかもしれませんが、逆に屋根との間に隙間がない方が
雨水が流れず、腐食の原因となってしまいます。屋根材にはもともと少し隙間があるのですが
塗装することにより塞がれてしまうため、縁切りは雨漏りを防ぐための最も大事な理由です。
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工具で屋根材を少し持ち
上げただけで溜まっていた
水が流れ出てきました。
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雨上がりの翌日に確認して
みると下地が腐朽していま
した。
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下地が完全に腐朽し、塗装
によるリフォームができず
金属屋根にしました。
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数年前から雨漏りがあった
らしく、構造材まで腐朽
していました。
今ではタスペーサーというものを使うところが多くなってきましたが、カッター等での縁切り工法では
屋根材が破損してしまったり、傷をつけてしまう他、タスペーサーとは違い、見た目で分からないことが
問題点となっています。手間もかかり、見た目が分からないため、省略する業者も存在します。
縁切りが必要な場合、確実に隙間を作り、雨水を
防げるように「タスペーサー」と呼ばれる専門の
金具を利用しています。
手間もかからず、汚したり傷つける心配がない他、
お客様ご自身でも縁切りがされているか確認できる
ので、家もお客様も安心できます。
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下塗り後に屋根に設置するので
そのまま中塗り、上塗りを行えます。
塗装後の作業が一切ないため、
きれいに仕上がった塗装面を足跡で
汚したり、傷をつけたりしません。
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屋根の上下の重なり合いに金具を
設置するため、必ず隙間が生まれ
ます。塗装後も隙間が確保され、
塗膜によって塞がれる心配も
ありません。
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屋根の上だから確認できない縁切り
の作業ですが、タスペーサーを設置
すれば、しっかり縁切りがされて
いるか一目瞭然です。
屋根塗装でも外壁同様、標準塗布量をしっかり塗ることで
塗り残しがなく、塗り残したとこだけ色落ちするということが
ありません。塗料については、耐久性を確かめてお客様の住まい
に合う塗料と色を選んでご提案させて頂きます。
屋根塗装は一般的なリフォーム方法ですが、築年数が経過し、屋根の
傷みが激しかったり変形がある状態では、塗装しても長持ちしません。
そのため、塗装でメンテナンスができるのは2回としています。
また、重い瓦屋根では家全体が安定せず、耐震性が低下してしまう
ため、軽い屋根に変えることで耐震性を上げることができます。
不安がないよう、そういった部分もきちんとご説明させて頂きます。
カバー工法は簡単に言えば現状の屋根材の上から新しい屋根材を
かぶせる(カバーする)工法ですが、それでは既存の屋根+新しい
屋根の重さになってしまいます。
耐震性を上げることを考えるなら、撤去して軽く屋根材に変える
ふき替えをおすすめしています。もちろんご予算によってカバー
工法もできますので、お気軽にご相談ください。
横暖ルーフとは、軽量でありながら、高耐久で断熱性の高い高性能な
屋根材です。機能性はもちろん、デザイン性も優れているので
和風・洋風どちらの住宅スタイルにもお使い頂けます。
地震の揺れを軽減するには、屋根の重量を軽くして、建物の重心を低くすることが一般的に有効とされて
います。横暖ルーフは、約5kg/㎡の超軽量設計で重量は粘土瓦の約1/10、化粧スレート系屋根材の約1/4
です。屋根瓦から横暖ルーフに葺き替えた場合、耐震性能は約30%もアップします。
鋼板と高い断熱性能の硬質ウレタン
フォームの一体成型により、他の屋根材に
はない抜群の断熱性能を発揮します。
さらに表面材が遮熱機能付きの鋼板なので
一層の効果が期待できます。
夏涼しく、冬暖かい1年を通じて快適な
生活環境を実現します。
表面材の遮熱機能付き鋼板が、太陽光に含まれる熱エネルギーに変換
されやすい赤外線を反射させることで日射による鋼板温度の上昇を
抑制し、屋内への熱の侵入を軽減します。
芯材には遮音性に優れた硬質ウレタンフォームが入っているため、
雨音をはじめとする騒音をシャットアウトしてくれます。
豪雨の際でも、屋外の雨音がささやき声程度の音しか聞こえない
ほど、屋外の騒音を軽減します。
ふき替えをおすすめしましたが、カバー工法でも塗装より長持ちし、既存の屋根材の解体や処分する手間も
かからないため、コストを抑えられます。また、葺き替えよりも安く、廃材も少ないエコな工法です。
ひび割れや反り返りで劣化し、雨漏りしているというお宅にはとても有効な手段ですので、
説明を聞いたうえで、ご納得された方をお選びください。
屋根は耐震に大きく関わることから外壁同様にしっかりご説明させて
頂いています。家全体をみて、住まいが長持ちする方法を一級建築士が
ご提案させて頂きますので屋根塗装だけに限定せず、ふき替えリフォームも
視野にいれながら外壁メンテナンスの機会に屋根メンテナンスも同時に
ご検討されてみて下さい。
ご希望に合わせて、建築のプロとしてできることを精一杯させて頂きます。